閉ざされて 静まりかえる取水口
庄川が氾濫するたびに用水取水口が壊れ、川倉を組みなおし、鳥足を立て、蛇籠・結柵を並べて取水堰を作りなおさねばならなかった。
最上流の赤岩の前の二万七千石取水口は最も例外なく被害に見舞われた。「合口計画」の大網が立案されたのは大正6年であったが、ダムから全用水が取水するようになったのは、二十数年後の昭和14年であった。
赤岩前の旧二万七千石用水の取入口から、数十メートル下手の大水門は、今は固く閉ざされて静まりかえっている。ダム続きの庄川では氾濫の心配は全くなくなった。
静寂の水辺の景観を眺めながら、先人たちの苦労を偲ぶのもいかがだろうか。
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