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東の空が燃えている。紅蓮の炎が燃えさかる。すざまじい朝焼けである。西の空はまだ沈んだ暗い紫色なのに、東の空は見る見るうちに焼け出した。
今まで、暗い中に潜んでいた川除の松が、空が焼けてくるとともに、くっきりとシルエットになって見えてきた。130年あまりの間、川を見つめてきた松には、おのおの個性がある。燃えさかる朝焼け雲は、土堤の松の個性や表情までをも感じさせてくれる。
四季おりおりの夜明けの空の表情によって、松のシルエットもまた、さまざまな表情を見せてくれる。 |
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